ニュージーランドの泥棒

犯罪自体は少ないですが家にも自動車にも防犯アラームをつけている人が多いですね。


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2005年7月15日(金)

今回のオークランド・トピックはオークランド、ニュージーランドの犯罪についてご紹介します。

ニュージーランドは比較的安全な国であるという認識が高い国だと思います。 日本もかつては安全な国でしたが、今ではそうとは呼べない状況になってきているのでは?とも思います。

ニュージーランドの人口は約400万人です。その内ここオークランドに暮らす人々は約100万 人います。ニュージーランド第一の都市です。 100万人が暮らす都市で一体どの程度の犯罪が起こっているのか? ニュージーランドの警察が発表している統計に基づきますと、2004年オークランド市での泥棒 (空き巣)は6115件起こっています。 また、Liv-infoの暮らしますノースショア市とお隣のワイタケレ市の合計では3482件発生し ています。 これが、ニュージーランド全体の数字ですと2004年では36524件となります。

泥棒と言っても民家の空き巣やビジネス街では夜間に事務所に忍び込むと言った犯罪が多い ように思います。 テレビの番組でも「こうやって泥棒は侵入するんですよ。皆さん気をつけましょうね。」という内 容の番組があったりします。 基本的に人を傷つけて金品を奪うと言うより、人気のないところを狙うパターンが多いように思 います。

ニュージーランドの隣組制度

ネイバーフッドウォッチ

このような犯罪を防ぐためにも各家庭ではアラームを取り付けています。作動するとものすご い大きなサイレンが鳴ります。 家だけではなく車にもアラームを取り付けている人が多いです。

さらに、日本で言う「隣組」に似た制度で、”Neighbourhood Watch”という制度があります。 ご近所さんがお互いに助け合いながら、犯罪を未然に防ごうとする制度です。

家のアラームの話に戻りますが、たまにこのアラームが誤作動するときがあります。 そのようなときには、ご近所さんの家からラグビー選手のような凄い体格のご主人さん方が 「どうした、どうした。」と飛んで出てきてくれます。 このような状況ですので、泥棒の方もうかうかと忍び込もうものなら、逆に痛い目にあうというこ とも良く分かっているようですね。

統計から見ますと、先ほどもご紹介したような犯罪件数が実際のところなのですが、それでも 2003年と比べるとニュージーランド全体で約6%泥棒件数が減っています。 自動車泥棒も同じく約11%減っています。 セキュリティーの強化とご近所同士での助け合いの効果が現れているのだと思います。 しかし、油断は大敵です。 車と家にはセキュリティー。そしてご近所同士の助け合い。 もちろん警察のパトロールも必要ですが。 これらで、犯罪は未然に防げるはずです。

今回はニュージーランドの犯罪、特に泥棒についてをお伝えしました。



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