2005年1月20日(木)
今回はオークランド・シティにあります大きな公園”オークランド・ドメイン”の中の”Winter Garden”をご紹介します。
前回訪れた時(2003年)は改修工事のため中に入ることが出来ませんでしたが、今回は工 事も終わっており、見学することが出来ました。 このWinter Gardenは大きく3つのセクションに分かれています。一つはFernz Freneyというジャ ングルのようなセクションで、たくさんのシダ類(Fern)が植えられています。 残りの2つはCool House とTropical Houseと呼ばれる2つの大きな温室です。
しだの生い茂る森
Fernz Freney Fernz Freneyの中には遊歩道があり、しばしの森林散策を楽しめるようになっています。 ぽつりぽつりと観光客らしき人が散策していました。 ニュージーランドのシンボルでもある”Silver fern”を探してみたのですが、見つけることが 出来ませんでした。 でも、きっとどこかに植えられているとは思うのですが・・・。 なんと言っても植えられているのがほとんどシダ類だと思いますので、探すのもちょっと大変でした。
Cool House前の彫刻像
Cool House&Tropical House
写真はTropical Houseです。1929年に建設されました。 手前のプール?池?をはさんで、ちょうど反対側にも同じような建造物が建っています。 それが、Cool Houseと呼ばれるもので、1921年に建てられています。 Tropical Houseの中はヒーターにより暖められており、熱帯地方を思わせるような蒸し暑さを 作り出しています。バナナの木や熱帯地方の植物がたくさん展示されていました。
1900年代の初頭に、このオークランド・ドメインでは展覧会が開催され、たくさんの来場者が 来たそうです。その人たちからの基金のおかげで、このWinter Gardenを建設することが出来 たそうです。
レンガつくりの回廊
Cool HouseとTropical Houseの建物を含め、周りは見事なレンガ造りで統一されています。 入り口のゲートには藤棚の回廊があり、彫刻やベンチなども配置されています。 植物や建物を眺めながら、ゆっくりのんびりと束の間を過ごせる落ち着いた感じのところです。 Cool House&Tropical Houseの中には綺麗な花々や木々がたくさんありました。 また、Tropical Houseでの暖房設備は温水を大きなパイプに通し、そのぬくもりで建物全体を 暖めているようでした。床のところどころからこの大きなパイプが顔を覗かせていて、近づくと かなり暖かかったです。
蓮の浮かぶ池
綺麗な花々が咲いている前で写真を撮っている人や、回廊のベンチで読書を楽しんでいる人、 散歩を楽しむ家族連れなど、それぞれのスタイルでくつろいだ時間を過ごしているように見えま した。また、このWinter Gardenは入場無料です。この辺も気軽に楽しめる理由の一つでしょう ね。 オークランド・ドメインを訪問された際は、是非一度この場所を訪ねてみてください。 こじんまりとはしていますが、和める場所ですよ。
今回は季節は”夏”ですが、”Winter Garden”をご紹介しました。