Profile 名前 足立真耶 さん 年齢 21歳 学校
CCEL Christchurch College of English (Christchurchキャンパス)
ニュージーランド・クライストチャーチでの長期留学
カンタベリーの山々
渡航前の準備
留学スタートまでにしておいたほうがいいことは、会話のタネになる知識を増やしておくことです。読書をしたり、留学先の国に関連した映画を観たり、語学学校の生徒やホストファミリーたちと会話をするきっかけになると思います。 渡航時には自分にあった薬、電源プラグ、日焼け止め、余裕があれば水筒やタンブラーを持っていくことをおすすめします。水道水が飲めるので、水筒に水をためて持ち運べば経済的だと思います。 持って行かなくてもよいものとして、歯ブラシやドライヤー、シャンプーなどは現地でも買えます。服も現地にあるKmartやBush Innというお店で安く購入できたので、たくさん持って行かなくても大丈夫です。 お金はほとんどカードで支払っていました。祭りにある屋台やたまにカードが使えないお店があるので、必要な時はATMからお金を引き出していました。カードは「キャッシュパスポート」というプリペイド式カードを使っていました。日本の銀行から送金し、「MasterCard」のマークのあるATMから引き出していました。
気候
とても変わりやすい気候でした。私が留学していた時、ニュージーランドは夏でした。しかし気温は高くても30度で、さらにとても乾燥しているので日本の夏のようにじめじめしている感じはなく、過ごしやすかったです。昼間は30度近くあっても夜は12度近くまでさがるので羽織るものは常に持っていました。
治安
治安はとてもよく、特に大きな事件は聞きませんでした。道に迷ったら丁寧に教えてくれたり、目があったら笑顔であいさつしてくれたり親切な人たちばかりでした。しかし、夜は絶対一人では歩きませんでした。また町の中心へ行くと、ホームレスの人を良く見かけました。クライストチャーチは住宅街に街頭が少なく、夜道はかなり暗いです。町の人はとても親切な人たちでしたが、常に油断はしませんでした。しかしながら、衛生面に関しては大変綺麗です。水道水も飲むことができます。オークランドに行ったときは、人も多く、ゴミが多いのが気になりましたが、クライストチャーチは自然がいっぱいで空気も澄んでいました。中国人の留学生はみんな自国と全く違う、ずっとクライストチャーチに住んでいたいと言っていました。
学校生活
通学していましたクライストチャーチ・カレッジ・オブ・イングリッシュはカンタベリー大学のキャンパスの中にありました。学校はWiFiがとてもつながりにくく、冷暖房もなく、教科書はボロボロでした。しかし、面白い先生がたくさんいて、いろんな国の友達ができました。日本のような聞いているだけの授業ではなく、みんなが発言できる参加型の授業で毎日が楽しかったです。 授業はSpeakingがメインでした。テキストに載っている質問や、先生が考えた質問をもとに、2人組やグループでディスカッションをします。テーマは政治や環境など難しいテーマではなく、「もしあなたが旅行をするならどこに行きたいか、なぜその場所を選んだのか」などのような話しやすいテーマなので、難しいボキャブラリーは必要なく、正確なセンテンスを使って話すための良い訓練になったと思います。 ボキャブラリーを増やすために毎日一時間、ボキャブラリーを使ったゲームもしていました。クラスにはプレッシャーや緊張感はなく、リラックスして楽しく勉強できたと思います。また、クラスの先生は正しい文法を使って話すことよりも、恐れずに、たくさんの人たちと話すようにと常に声をかけていました。ボキャブラリーや文法はもちろん大切なことですが、コミュニケーションをとることが何よりも大切なことだと実感しました。以前は、英語で質問されてもすぐに回答できませんでしたが、今では何か単語や文章を口に出せるようになったと思います。
ホームステイ
ホームステイ先ではWi-Fiが無料で利用できました。しかし、家庭によって制限がある場合があるので必ずホストファミリーに聞いてください。現地の文化に直接触れ、現地の人と会話をする機会を得たい人はホームステイをすることをおすすめします。もしも、ホームステイ先が自分に合わなかったら、変更することも可能です。住居に迷っている人は是非ホームステイを経験してみてください。 食事に関しては、主食は基本的に芋です。私はコメやパンでないとお腹が満たされないので、夕食の後にお菓子や缶詰など食べていました。また週に1度、ホストマザーがピザやハンバーガー、フィッシュアンドチップスなどをテイクアウトしていました。ハンバーガーの頻度が多かったのですが、すごく脂っこくて苦手でした。
ニュージーランドの旅行
ニュージーランドの観光地などへ旅行の交通手段はInter Cityという会社のバスを使っていました。北島、南島、両方にあり、経済的でほとんどの観光名所に行くことができます。しかし、免許を持っている人は、車を借りて運転するほうがより経済的だと思います。 宿はBooking.comなどのサイトから予約していました。バックパッカーズのためのベッドだけ設備された、トイレ、シャワールーム共用のホテルを利用していました。一日$35~(約3000円)程で泊まれます。しかし一度私が滞在したホテルは、8人部屋で、その部屋を利用していた人の服やゴミであふれていて、においもきつく最悪でした。なるべく新しい建物で、少人数の部屋を選ぶなど慎重に選んでください。 ニュージーランドへ留学して、大切な友達がたくさんできました。年齢も国籍も違う人たちと交流することで新しい考え方や発見ができ、英語力以上に人間力が高まったと感じました。コミュニケーションが取れず、失敗したこともあったし、辛くて泣いたこともありました。しかし、一生忘れられないかけがえのない思い出ができました。語学力を伸ばしたい人も、何かやりたいことを見つけたい人も、留学はきっといい経験になると思います。