ヘリポート完備
ニュージーランドには総合病院が各主要地域に点在しています。地方で病気や怪我をした場合はヘリコプターで搬送されてくるときもあります。そのため、主要な総合病院にはヘリポートが設けられています。 夜中でも緊急を要する患者がヘリコプターで運ばれてきます。病室に居てもかなりの音が聞こえるのでその到着がわかります。結構長い時間ローターを回しっぱなしにしています。その後に飛び立って行きます。
診察の受け方
診察を受けるには、GP(一般開業医)や専門医からの紹介状を持参して行う場合と、救急患者として駆け込む場合があります。
急患の場合
自分で病院を訪れると。
緊急性がある場合にはECC(急患対応センター)にて受付を行います。 緊急度に応じて待ち時間が振り分けられますが、一般的にこのECCはいつも混雑しています。 数時間は待つ必要もあるかも?と覚悟するのが良いでしょう。
救急車で搬送されると。
救急車で搬送された場合は病院側も早急に対応してくれます。 ちなみに救急車は有料です。
一般の場合
緊急性が無い場合は電話で事前に担当部署へ連絡を取り、GP(一般開業医)や専門医からの紹介状を持っていることを告げて、日にち時間の予約を行ってから訪問します。
英語力
診療に際しては、英語のレベルに応じてゆっくりと話してくれますが、専門的な医療用語も出てきます。辞書は必ずもって行ったほうがいいでしょう。また、自分の症状の説明だけはきちんとできるように前もって辞書を引いて文章を考えておくべきでしょう。緊急の場合はそんな余裕は無いと思いますが、日ごろから基本的な医療英単語は覚えておくか何かにメモしておくのが良いでしょうね。
通訳
英語に自信が無い場合で重要度の高い場合は、病院側が通訳を手配してくれます。 <本人との意思疎通ができないとき。入院、手術など緊急性がある場合など。>
診察費用
治療内容や病気または怪我によって大きく異なります。 海外旅行保険が適用される場合は、保険にて支払いが可能な場合といったん自己負担した後に保険請求する場合とありますので、保険会社や病院側とよく確認をしておきましょう。
薬のもらい方
医師から処方箋をもらい薬局で調剤後に薬代を支払います。
入院治療&手術
診断の結果入院が必要となれば病室へ移動します。 英語に自信が無い場合または病院側が必要性を感じた場合は通訳を手配してくれます。 オークランド地域の総合病院の場合では、入院期間中に通訳が定期的に訪れて様態の説明、治療方針などを説明してくれます。
病室
病室は結構広くゆったりと過ごすことができると思います。 個室と大部屋がありますが、大部屋でも4名程度までで、それぞれの空間はかなり広いです。日本の病室と比較するとかなり大きいと感じます。それでもニュージーランドの人たちは病院を「狭いから」といって嫌っています。It’s like a jail.とまで言います。日本で病院へ行ったらどうなるんだろう?と想像してしまいます。
食事
病院食は、これはどの国も同じようなものです。おいしいとは思わないでしょうね。。。。 怪我で入院の場合など、食事制限がなければ病院内にはカフェもありますので、好きなものを買って食べることもできます。オークランド病院内にはやマクドナルドもあります。
手術
手術の必要性がある場合には色々と詳しい説明が担当医師、看護士、専門医から行われます。 危険性の説明や、過去の病歴についてなど重要な質問事項も含まれますので、きちんと英語を理解できる状況が必要とされます。 ニュージーランドでは早期離床、早期退院を即していますので腹腔経手術(開腹しない手術)の場合などでは手術当日か翌日には退院というケースも多いです。