ニュージーランドの暖房設備

暖炉・ガスヒーター・電気ファンヒーター・オイルヒーターが主流です。最近はエアコンも普及しつつあります。


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オークランドの冬は日本の冬とちょっと違います。朝と夜は結構寒いです。特に夜明け前は寒いです。しかし、昼間に天気のいい時などは暖かくとても過ごしやすいです。みなさんがニュージーランドへお越しなり、最初にホームステイをされると各家庭にはそれぞれの暖房機器が備わっていることでしょう。それぞれの器具がどんなもので、どのような仕組みなのかを少しでも理解していただければと思います。そんなニュージーランドの暖房についてをご紹介します。

暖房設備

ニュージーランドで暖房設備の代表的なものには、暖炉、ガスヒーター、電気ファンヒーター、オイルヒーターなどがあります。

暖炉

最初に購入費・設置費など費用がかかっても、あとはランニングコストが非常に安いです。その代わり、薪割という肉体労働が必要ですが・・・。

メリット&デメリット

<メリット>

とても暖かくなる。リビングなど大きな部屋にぴったり。 撒き代だけなので安価。

<デメリット>

暖かくなるまで少し時間がかかる。 火を使うので火災に注意。 薪割り作業が面倒。

主な使用場所と時間帯

リビングなど人が集まる大きな空間で使用されます。人が集う時間帯として昼間から夜間にかけての時間に使用されることが多いです。朝は家族全員が出かけてしまうような場合は、火を起こさないことが多いですね。火災の懸念からそうしていることが多いです。必ず火を消して、確認してから外出するようにしている家庭が多いです。   

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ガスヒーター

こちらで暖房設備として一番薦められたのがこのガスヒーターです。理由はランニングコスト(ガス代)が安いからです。 ガスはLPGを使います。LPGガスは、ガソリンスタンド(こちらではPetro Station ペトロステーションと呼びます)で購入できます。 ガスヒーター本体の背面にガスタンクをセットして使用します。ガスタンクもかなり大きいです。 約20キロリットル入ります。ガス代は満タンに充填をして25ドルぐらいです。 ヒーターの使い方はいたって簡単です。ガスタンクのバルブを回して、イグニッション(点火)を押せばつきます。ガスの充填については、どこのガソリンスタンドでもOKというわけには行きません。なぜなら、ガスタンクについているバルブが2種類あってどちらか適合する方のガソリンスタンドへ行かなければなりません。僕も近くのスタンドへ持って行ったのですが、そこでは適合せず、わざわざ遠いところのガソリンスタンドまで持って行きました。満タンに充填するとかなり重いです。 ガスの充填作業も、ガソリンスタンドの店員さんにお願いしました。ちょっと自分では出来そうにないです。とは言ってもみんな自分たちでしているのかもしれませんけど。ゴーグルをはめて、ゴムの手袋をして、タンクに石鹸水のようなものを吹きつけていました。多分タンクからのガスの漏れがないかチェックしていたんだと思います。

ヒーター本体の価格はWarehouse(日本のホームセンターのようなところ)で安くても180ドルぐらいします。高いのでは300ドル以上というのもあります。中古では価格は色々です。50ドルぐらいから数百ドルぐらいまであります。

メリット&デメリット

<メリット>

広い範囲でもすぐに暖かくなる。 LPGガスは比較的安価。

<デメリット>

ガスタンクを見るとちょっと気が重くなる。爆発しない??? ガスの補充をしなければならない。タンクは結構重い。 火を使うので火災に注意

主な使用場所と時間帯

リビングやダイニングなど広いエリアで使用しています。すぐに着火でき、またすぐに消すこともできるので、時間帯を問わず寒い時には便利に使用することができます。 我家のガスヒーターです。横にあるのは、大きさが分かるように330mlのビールボトルです。 右の写真は背面です。

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電気ファンヒーター

お手ごろ価格の暖房設備です。我家にも一台ありましたが、作動中に発火しそうになったので、恐ろしいので今では使用していません。寝室などの小スペースで使用するだけなら、そんなに電気代もかからないので良いと思います。性能的にはガスヒーターには到底及びません。

メリット&デメリット

<メリット>

安価ですぐに暖かくなる。小さな部屋のみ。

<デメリット>

電気ヒーターを使用しているので、火災には注意が必要。古いものを使っていると煙が出てきたりする。怖い。。。 リビングなど広範囲の暖房には向かない。

主な使用場所と時間帯

寝室など小さな空間で使用することが多いです。電気式なのですぐに使え、またスイッチを切れば終了できるので、簡単に使用できます。就寝前に部屋でしようすることが多いでしょう。火災の恐れもありますので、寝るときや部屋を離れる時は必ずスイッチを消すようにしましょう。 電気ファンヒーターです。 大きさが分かるように横にマジックペンを立ててみました。

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オイルヒーター

現在は主にこのオイルヒーターを使っています。ランニングコスト(電気代)は結構かかりますが、安全に使えるので重宝しています。価格も色々で30ドルぐらいから200ドル近くするものまであります。 利点としては換気をしなくて済むということと、内蔵されたオイルを温めて暖房していますので、火災の心配が少ないです。

メリット&デメリット

<メリット>

安全性が高い。火災の心配が少ない。 小さな部屋なら十分に暖かくなる。 火を使わないので、就寝中も使える。

<デメリット>

すぐに暖かくならない。 部屋が乾燥する。ドライアイになりました。 リビングなど広い空間には適さない。

主な使用場所と時間帯

寝室などこじんまりとした空間で使用することがお多いでしょう。電気式ですが安全性は電気ファンヒーターに比べると高いと言えます。就寝中も含めて夜間部屋に居るときに使うことが多いです。ヒーター本体にもの(タオル、衣類、カーテン、布団)などが触れていると火災の危険もあるので気をつけましょう。

エアコン

最近ではエアコン(ヒートポンプ)の普及が増えてきています。日本の大手メーカーのエアコンもあります。。急速に普及しつつありますが、日本と比べるとまだまだです。暖炉など旧式の暖房に頼る家庭も多いです。

メリット&デメリット

<メリット>

日本でもお馴染みなので、メリットは大きい。

<デメリット>

高価なのでなかなか導入できない。 夏は涼しいのでクーラーとしての使用はほぼ必要ない。 主な使用場所と時間帯 リビングなど広い空間に設置している事が多いです。非常に安全で、すぐに暖かくなるので時間帯を選ばず使う事ができます。



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